2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2J20-22] 乾式プロセス

2018年9月6日(木) 17:45 〜 18:30 J会場 (A棟 A41)

座長:松村 達郎(JAEA)

17:45 〜 18:00

[2J20] MA核変換用窒化物燃料の溶融塩電解プロセスにおける物質収支評価

*舘野 春香1、佐藤 匠1、津幡 靖宏1、林 博和1 (1. 原子力機構)

キーワード:窒化物燃料、乾式再処理、物質収支、電解精製、加速器駆動システム、分離変換

原子力機構は、加速器駆動システムによるマイナーアクチノイド(MA)核変換にウランを含まない窒化物燃料を用い、溶融塩電解法による乾式再処理を行う核変換燃料サイクル技術の開発を行っている。使用済燃料を陽極溶解し、液体Cd陰極にアクチノイドを一括回収する溶融塩電解精製プロセスでは、回収物中に希土類元素(RE)が不純物として含まれるが、回収物を原料として製造する燃料中のREはMAに対して5wt%程度以下にする必要がある。本研究では、塩浴中のREを除去する塩再生工程を付加した溶融塩電解プロセスについて、回収MA中のRE不純物濃度及びアクチノイド回収率の目標値(5wt%及び99.9%)を満たすための塩再生工程の条件を検討し、塩再生工程で発生するゼオライト廃棄物量を含む物質収支を評価した。