2018年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2K01-04] 放射線管理と放射線防護1

2018年9月6日(木) 09:30 〜 10:35 K会場 (B棟 B41)

座長:廣内 淳(JAEA)

09:30 〜 09:45

[2K01] MOX燃料施設における電動ファン式半面マスクのα線管理への適用化検討

*田村 健1、畑中 延浩1、根本 修直1、木村 泰久1、平野 宏志1、川崎 位1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:放射線管理、α線管理、汚染検査、呼吸保護具、MOX燃料施設

放射線業務従事者の内部被ばく防護に対する安全性向上、長時間作業による身体負荷軽減を図ることのできる電動ファン式呼吸保護具のMOX燃料施設への導入・利用促進が行われている。
 現在、市販されている電動ファン式呼吸保護具は、砂や塵埃等の多く発生する工事現場に向けて製造されているものが多く、マスクフィルタはカバーで覆われており、カバー表面(吸気口)は隙間が僅かに空いた(スリット)構造である。そのため、マスクフィルタにプルトニウム粒子が捕集された場合、プルトニウムから放出されるα線がマスクフィルタのカバーにより遮へいされることでサーベイメータによる検出が困難となり、汚染の見逃しや最悪の場合、内部被ばくにつながることも考えられる。
 そこで、正確にα線に対する汚染検査ができるようプレフィルタ及び取付けアタッチメントを検討することで、サーベイメータによる汚染検査を可能とし、MOX燃料施設への適用化を行った。