2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2K05-09] 放射線管理と放射線防護2

2018年9月6日(木) 10:35 〜 12:00 K会場 (B棟 B41)

座長:永井 晴康(JAEA)

11:05 〜 11:20

[2K07] 屋内退避による内部被ばくの低減効果の調査

(5)実家屋での沈着率の調査

*廣内 淳1、高原 省五1、駒ヶ峯 弘志2、宗像 雅広1、木本 成3、米田 稔3、松井 康人3 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 大日機械工業株式会社、3. 京都大学)

キーワード:屋内退避、吸入被ばく、沈着率

屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子に影響される。家屋内での沈着率は被ばく低減効果に影響を与える因子の一つである。本研究では、環境因子をコントロールできるチャンバーを作成し、被ばく低減効果に影響を与える浸透率、沈着率を導出するとともに、チャンバー内での実験値を実家屋に適用する際の留意点を調査するために実家屋での実験も行っている。本発表では、実家屋で室内外のエアロゾル濃度を連続測定し、家屋内での粒子状物質の沈着率を導出した。導出した沈着率は体積補正をしたチャンバー内での実験値と同様の値であり、チャンバーを用いた実験値を実家屋に適用する際には体積補正をする必要性を示した。