2018年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2K16-21] 環境安全評価2

2018年9月6日(木) 16:20 〜 18:00 K会場 (B棟 B41)

座長:山澤 弘実(名大)

16:35 〜 16:50

[2K17] 除去土壌の海面埋立への再利用における海洋中Cs移行評価手法の開発

*三輪 一爾1、武田 聖司1、飯本 武志2 (1. 原子力機構、2. 東京大学)

キーワード:除去土壌、再利用、海面埋立、核種移行評価モデル、被ばく評価

1F事故後の除染作業等により発生した除去土壌を海面埋立地の資材に再利用することは、除去土壌の効率的な減量のための有効な手段のひとつと考えられる。海面埋立地の資材として再利用する際は、施工時に溶存したセシウムの他に土粒子に付着したセシウムの流出が予想されるため、海底土への放射性Csの沈着の影響が懸念される。そこで両形態の核種を考慮して海洋中の核種移行を評価可能なSediment model(OECD/NEA, 1985)を、クリアランスレベル評価コードPASCLR2に組み込み、海洋に流出した核種からの被ばくを評価可能なシステムを構築した。また、除去土壌を海面埋立地に再利用した際の予察的な核種移行評価と被ばく線量評価を実施し、その結果から主要な被ばく経路の検討を行った。