2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2M10-15] 計算コード開発・検証

2018年9月6日(木) 14:45 〜 16:25 M会場 (E棟 E11)

座長:名内 泰志(電中研)

15:00 〜 15:15

[2M11] CFDおよびモンテカルロ核計算コードを用いた核熱水力連成解析コードシステムの開発

(2) 温度離散化によるメモリ低減手法

*佐古 貴行1、木村 礼1 (1. 東芝エネルギーシステムズ)

キーワード:Multi Physics、小型炉、計算コード、連成解析

詳細な核熱連成事象を一貫して解析するためのコードシステムとしてMVPとANSYS FLUENTを結合させた核熱水力連成解析コードシステムを開発している.核計算コードとして用いたMVPでは,温度毎に温度依存断面積を作成する必要がある.領域毎に固有の温度を与える場合,取り扱う領域数が増大することで計算に必要なメモリ量が飛躍的に増大し計算不可能となる課題が生じる.そこで本研究では温度を離散化するモジュールを組込むことで必要なメモリ量を低減した.発表では具体的な手法と,温度幅に対する計算結果の依存性について報告する.