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[2N06] 非化学量論組成のLi金属化合物におけるCO2吸収特性
キーワード:ブランケット候補材料、NRBS分析、Li金属化合物、CO2吸収、非化学量論組成
固体ブランケット候補材料として、Li金属化合物が検討されている。しかし、これらの化合物は室温で大気中のCO2を吸収することが分かっている。Li金属化合物がCO2を吸収すると、材料表面にLi2CO3の層が生成される。これをブランケット材料として使用すると、生産されたトリチウムが炭化水素の化学形となり、回収効率が低下する等の問題が考えられる。一方で、Li金属化合物のCO2吸収特性に対する基礎研究は未だ充分にはなされていない。本研究では、作製したLi金属化合物試料を乾燥CO2ガス雰囲気に曝露した。また、試料の組成比に着目し、それらを変化させることによるCO2吸収特性の曝露時間における変化を定量的に分析した。NRBS分析を用い、試料の元素組成とCO2吸収量の変化を調べた。NRBSスペクトルから算出した炭素面密度をCO2吸収量として評価した。適宜XRD分析を行うことによって結晶構造も調べた。