2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[3G01-04] 廃液処理技術1

2018年9月7日(金) 09:45 〜 10:50 G会場 (A棟 A37)

座長:高瀬 和之(長岡技科大)

09:45 〜 10:00

[3G01] STRADプロジェクトによる放射性廃液の安定化処理

研究計画の概要

*渡部 創1、荒井 陽一1、粟飯原 はるか1、小木 浩通1、柴田 淳広1、野村 和則1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:放射性廃液、処理技術開発、STRADプロジェクト

発電炉、研究所や医療機関をはじめとした放射性物質取り扱い施設の廃止措置が今後加速していくと予想される。当該施設において放射性物質は種々の化学種と混合された状態で使用され、処理困難な廃液が発生することが予想される。原子力機構ではこれらの廃液の処理手法の検討に資することを目的として、Systematic Treatments of RAdioactive liquid wastes for Decommissioning (STRAD)プロジェクトを開始した。本計画では、まず原子力機構の核燃料物質使用施設である高レベル放射性物質研究施設を対象として、発生する廃液の種類の分類、それらの処理方法について検討する基礎研究を実施している。本報告では、STRADプロジェクトについての概要、方針及び今後の展開について紹介する。