2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3I11-16] 事故対応機器

2018年9月7日(金) 14:45 〜 16:25 I会場 (B棟 B33)

座長:吉田 啓之(JAEA)

14:45 〜 15:00

[3I11] 既設炉に設置可能な薄型コアキャッチャーの冷却性能(2)

水平フィン付き矩形冷却チャンネル内二相流の熱流動特性の評価

*鬼塚 洋一1、岩城 智香子1、竹山 大基1、田原 美香1 (1. 東芝エネルギーシステムズ(株))

キーワード:シビアアクシデント、溶融炉心、コアキャッチャー、水平矩形流路、フィン付き流路、既設炉向け

既設炉にも適用可能な薄型コアキャッチャーを開発している。既設炉の限られたスペースに設置するために、落下デブリを受け止める天板と冷却チャンネルを水平にすることで全高が低くなるように設計した。また、落下デブリ下面の除熱を効率的にするため冷却チャネル内にはフィンを設置している。しかし、上面加熱の水平フィン付き矩形流路は、圧力損失や伝熱特性が不明なことから、本システムの冷却能力の評価が困難であった。そこで、事故時のデブリの熱流束をヒータで再現する流路長3.5mの実長模擬試験体を用いて上面加熱の水平フィン付き矩形流路の二相流の圧力損失評価モデルと、二相流動様式に応じた伝熱評価モデルを作成し、試験結果を用いて妥当性を評価した。