[3I11-16] 事故対応機器

[3I13] リスク評価に基づく検査および保全戦略

8. PFMとFMEAの融合によるコストを考慮した信頼性評価

*小嶋 正義¹、木倉 宏成¹、高橋 秀治¹、岡田 英俊²、内田 俊介² (1. 東京工業大学、2. (財)エネルギー総合工学研究所)

キーワード：原子力プラント、保守管理、信頼性評価手法、PFM、FMEA、IGSCC

故障モードに伴う機器の劣化に対するリスク情報を活用した検査及び保守管理に関する信頼性評価として、確率論的破壊力学評価手法（PFM）とFMEA手法を融合させた保守管理手法にコストの影響を考慮した方法を提案する。また、沸騰水型軽水炉における原子炉再循環系配管の粒界型応力腐食割れ（IGSCC）を起因とする亀裂進展事例について、配管溶接部の検査周期を変化させた試解析を実施することでコストを考慮した同信頼性評価手法の有効性を評価した結果を紹介する。本研究は、同信頼性評価手法に基づく機器の保守管理方法の検討や改善によりプラントの安全性向上に資することを目的としている。（272字）