2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3I11-16] 事故対応機器

2018年9月7日(金) 14:45 〜 16:25 I会場 (B棟 B33)

座長:吉田 啓之(JAEA)

15:30 〜 15:45

[3I14] リスク評価に基づく検査および保全戦略

9.疲労を考慮した配管の寿命評価

*岡田 英俊1、内田 俊介1、高橋 秀治2、木倉 宏成2 (1. (一財)エネルギー総合工学研究所、2. 東京工業大学)

キーワード:原子力発電プラント、疲労、配管寿命、予測、検査

疲労による配管の寿命を、疲労評価における不確実さを考慮して配管破断までの余寿命を評価した。疲労曲線に沿って破断を評価し、これに腐食ファクターを乗じて余寿命を評価する。不確定因子は、S-N曲線そのもの、振幅、繰り返し数、腐食因子を考える。検査対象箇所が膨大であるため、リスク評価に基づいて重点検査箇所を絞り込むことが重要である。不確実さが大きいと余寿命が短く見積もられる。余寿命が短く、プラント安全性に及ぼす影響の大きい部位を重点検査部位に選定すると共に、検査データに基づいて諸因子の不確実さの低減化を図り、重要度評価の信頼性向上に資する。