[3L01-03] 炉型戦略

[3L02] 高速炉・新型炉に関する社会受容性の醸成と向上のための研究

(1) 新技術受け入れに係る社会との双方向対話に関する検討

*中村 博文¹、大滝 明¹、小伊藤 優子¹ (1. 原子力機構)

キーワード：社会受容性、高速炉、エネルギー、核燃料サイクル、高レベル放射性廃棄物

機構は、もんじゅの残念な結果に対する反省の1つとして、社会との対話に不⼗分な点があったと認識した。現在の軽⽔炉発電は、再生可能エネルギーとともに、将来の脱炭素社会を担う実用段階の技術選択肢であり、更に⾼速炉などの第4世代原⼦炉はその代替と成り得る技術選択肢として開発を進めてきた。しかし、社会に新たな技術を導⼊するためには、地域社会や国⺠の新技術(高速炉・新型炉・核燃料サイクル)に対する認識が政策決定などに⼤きく影響を及ぼすと考える。その為、今年度から新技術に対する社会の受容性に関する社会環境研究に着⼿したのでその構想を報告する。