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[3O08] BWRにおけるセパレータとドライヤの一体構造に関する研究
キーワード:一体構造、BWR、気水分離器、蒸気乾燥器、トップエントリCRD
本研究では、BWRにおける炉停止失敗やそれに伴う炉心溶融のリスクを効果的に低減するため、PWRと同様に炉心上部から制御棒を懸架し、重力による受動的な制御棒挿入が可能となる構造を検討している。BWRの炉心上部にはセパレータやドライヤが設置されているため、制御棒の本数と配置を変更することなく炉心上部から制御棒を挿入するには、セパレータとドライヤの構造変更を行う必要がある。構造変更を行うにあたっては、セパレータと同一流路内にドライヤを分散配置することとした。基礎実験を通して本提案の技術的な成立性を熱流動学的な観点から検討するとともに、セパレータとドライヤの一体構造化及び各機器の配置構造の最適化を図っている。