2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-1 原子炉機器,輸送容器・貯蔵設備の設計と製造

[3O08-12] 軽水炉および使用済燃料輸送キャスクの安全性向上と評価

2018年9月7日(金) 14:45 〜 16:05 O会場 (D棟 D25)

座長:内藤 晋(東芝)

15:00 〜 15:15

[3O09] シビアアクシデント時の水素処理システムの開発

(10)実用化に向けた開発計画

*田邊 雅士1、中丸 幹英1、武田 知弥1、岩城 智香子1、柳生 基茂1、山田 昂1 (1. 東芝エネルギーシステムズ(株))

キーワード:シビアアクシデント、水素処理システム、金属酸化物

シビアアクシデント(SA)時に原子炉格納容器内部に大量に発生する水素を処理する水素処理システムの開発を進めている。これまで、水素処理材として用いる金属酸化物粉末を球状にした造粒体の基礎物性取得試験及び造粒体を充填した反応器の特性確認試験を実施し、水素、窒素及び水蒸気の混合ガス条件下における水素処理速度や処理材温度のデータを取得してきた。また、試験データを基に反応速度式及び反応器評価モデルを構築し、試験結果と比較することで混合ガス条件下での評価に目途を得ると共に、実機適用に向けた課題を明らかにした。本報では、水素処理システムの実用化に向けた具体的な開発計画について報告する。