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[3O12] ASRポテンシャル評価のための促進膨張試験の検討
キーワード:促進膨張試験、アルカリ骨材反応、骨材、コンクリートコア、JCI-DD2
2014年に旧JNESが提案したコンクリート構造物に生じたアルカリ骨材反応の診断フロー(案)では,ASR が疑われるようなコンクリート部材に対して,必要に応じてコアを採取し,各種岩石学的評価およびコアの促進膨張試験を行うことが提案されている。本研究では、促進膨張試験の有効性の検証として,骨材種類,アルカリ総量が異なる試験体から採取したコアを用いて,アルカリ溶液浸漬法およびJCI-DD2法を行った。試験の結果、コアを用いた促進膨張試験は,構造物のASRによる膨張の進行度合いや潜在膨張性を判断する目安となるが,促進膨張試験のみで構造物の将来の膨張挙動を予測することは難しいと考えられた。