2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-1 原子炉機器,輸送容器・貯蔵設備の設計と製造

[3O08-12] 軽水炉および使用済燃料輸送キャスクの安全性向上と評価

2018年9月7日(金) 14:45 〜 16:05 O会場 (D棟 D25)

座長:内藤 晋(東芝)

15:45 〜 16:00

[3O12] ASRポテンシャル評価のための促進膨張試験の検討

*江藤 淳二1、落合 孝正 2、滝沢 真之1、小川 彰一3、渋谷 和俊3、丸山 一平5、山田 一夫6、五十嵐 豪4 (1. 三菱総合研究所、2. エムアールアイリサーチアソシエイツ、3. 太平洋コンサルタント、4. 東北大学、5. 名古屋大学、6. 国立環境研究所)

キーワード:促進膨張試験、アルカリ骨材反応、骨材、コンクリートコア、JCI-DD2

2014年に旧JNESが提案したコンクリート構造物に生じたアルカリ骨材反応の診断フロー(案)では,ASR が疑われるようなコンクリート部材に対して,必要に応じてコアを採取し,各種岩石学的評価およびコアの促進膨張試験を行うことが提案されている。本研究では、促進膨張試験の有効性の検証として,骨材種類,アルカリ総量が異なる試験体から採取したコアを用いて,アルカリ溶液浸漬法およびJCI-DD2法を行った。試験の結果、コアを用いた促進膨張試験は,構造物のASRによる膨張の進行度合いや潜在膨張性を判断する目安となるが,促進膨張試験のみで構造物の将来の膨張挙動を予測することは難しいと考えられた。