2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[1A08-12] ガラス固化1

2019年9月11日(水) 14:45 〜 16:05 A会場 (共通教育棟 1F C11)

座長:比内 浩(JAEA)

15:15 〜 15:30

[1A10] 放射性廃棄物の減容化に向けたガラス固化技術の基盤研究

(70)高レベル廃棄物吸着ガラスのガラス固化特性

*小藤 博英1、宮﨑 康典1、渡部 創1、後藤 一郎1、竹内 正行1、大山 孝一1 (1. JAEA)

キーワード:抽出クロマトグラフィ、マイナーアクチニド、ガラス固化

抽出クロマトグラフィによるMA分離操作において、HDEHP含浸吸着材によるMo, Zrの事前除去を検討している。HDEHPを用いる場合、吸着材の膨潤によるカラムの圧損上昇を避けるため大粒径で細孔径が大きい多孔質シリカ担体の使用を目指しており、このようなシリカ粒子を用いた場合の使用済吸着材のガラス化及びガラス固化体の化学的安定性に与える影響を評価した。軟化点が高いシリカの粒径が大きくなることによりガラス化溶融時の混合が不十分となり、不均質なガラス固化体となることから、ガラス原料の粉砕を十分行うことが必要であることがわかった。ガラス固化体はクラック等により表面積が大きくなったことにより元素の浸出速度は大きくなったものの、従来のガラス固化体と比較して遜色ない浸出特性を示した。