2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[1B04-07] 福島事故廃棄物処理2

2019年9月11日(水) 10:50 〜 12:00 B会場 (共通教育棟 1F C12)

座長:金田 由久(太平洋コンサルタント)

11:35 〜 11:50

[1B07] セシウム吸着ゼオライトのセメント固化におけるゼオライト混合比の検討

*庭瀬 一仁1 (1. 八戸高専)

キーワード:セシウム吸着ゼオライト、セメント固化、放射性廃棄物処分、フライアッシュ、圧縮強度

福島第一原子力発電所の廃止措置に向けて、放射性廃棄物の処分が課題となっている。セシウム吸着ゼオライトは、放射性汚染水の処理の過程において発生する二次廃棄物であり、その処分方法の確立が急務となっている。本研究では、セメント固化技術の実現性評価に資することを目的とし、ゼオライトを混合したセメント固化体のゼオライトの混合率について検討を行った。その結果、セメント固化体は、ゼオライトが固化体の体積の3/4を占めるの配合でも,低レベル放射性廃棄物の廃棄体に要求される圧縮強度が得られることを確認できた。また、固化体の体積の半分をゼオライトが占める配合では、崩壊熱による発熱を模擬した環境においても、要求されるフレッシュ性状と圧縮強度を十分に有することが確認された。