2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

VII. 保健物理と環境科学 » VII. 保健物理と環境科学

[1D01-04] 環境放射能・環境修復

2019年9月11日(水) 10:00 〜 11:05 D会場 (共通教育棟 1F D12)

座長:斎藤 公明(JAEA)

10:30 〜 10:45

[1D03] 福島県の河川水試料から発見された放射性粒子の特徴

*竹内 幸生1、谷口 圭輔1、藤田 一輝1、新井 宏受1、吉田 博文1、野村 直希2 (1. 福島県環境創造センター、2. 福井工大)

キーワード:河川、放射性セシウム、放射性粒子、懸濁物質

東京電力福島第一原子力発電所事故により、放射性セシウムを高濃度に濃縮した不溶性の放射性粒子(CsMPs)が環境中に拡散されたことが報告されている。
2018年10月に、福島県の河川から回収した河川浮遊砂試料の中に、高い放射性セシウム濃度を示す試料が存在した。イメージングプレートとGe半導体検出器による分析を行った結果、Cs-137が12.8Bqである1つの放射性粒子を特定した。粒子を単離した後、粒径計測、化学組成分析を行い、先行研究で報告されているCsMPsの一般的な特徴との比較検討を行った。