2019年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » VII. 保健物理と環境科学

[1D01-04] 環境放射能・環境修復

2019年9月11日(水) 10:00 〜 11:05 D会場 (共通教育棟 1F D12)

座長:斎藤 公明(JAEA)

10:45 〜 11:00

[1D04] 流域内で除染が行われた河川における放射性セシウム動態

*谷口 圭輔1、竹内 幸生1、藤田 一輝1、新井 宏受1、吉田 博文1、倉元 隆之2、恩田 裕一3 (1. 福島県環境創造センター、2. 東海大学、3. 筑波大学)

キーワード:放射性セシウム、河川、東京電力福島第一原子力発電所事故、除染

2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故後、東日本の広い範囲で除染活動が実施された。対象地域における空間線量率の低減は認められたものの、上流で行われた除染が河川を介して下流域に与える影響については十分に評価が行われていない。
本研究の対象とした口太川は、その上流域が除染特別地域に指定され、2013年3月から2015年12月にかけて環境省による面的除染が実施された。長期間のモニタリング結果から、下流に移行する放射性セシウムの濃度と総量が、除染前後でどのように変化したのかを報告する。