2019年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » VII. 保健物理と環境科学

[1D15-20] 環境放射能・モニタリング3

2019年9月11日(水) 16:25 〜 18:00 D会場 (共通教育棟 1F D12)

座長:町田 昌彦(JAEA)

17:40 〜 17:55

[1D20] 福島における放射性物質分布調査

(16)福島県におけるモニタリングポストの測定結果の時間的統合

*関 暁之1、真弓 明恵1、村上 治子2、斎藤 公明1、武宮 博1、井戸村 泰宏1 (1. 日本原子力研究開発機構、2. ローレンス・バークレー国立研究所)

キーワード:モニタリングポスト、空間線量率、ベイズ推定、データスクリーニング、二成分モデル

測定頻度の少ない空間線量率の結果に対し、階層ベイズモデル用いて測定頻度の多いモニタリングポストの測定結果と時間的統合を行うことで、時間的に連続な空間線量率を推定する。この推定の妥当性を検証するため、モニタリングポスト同士の組合せに対し、一方の空間線量率の結果からもう片方の空間線量率の結果を推定し、実測値との誤差を確認した。今回は、この推定の精度を向上するため、スクリーニングプログラムを用いて、異常値を含んだモニタリングポストの測定結果を機械的に排除した。そのうえで、二成分モデル等の他の推定手法と比較し、本手法の妥当性を評価した。