[1E14-18] MA-Zr水素化物

[1E15] 早期実用化を目指したMA-Zr水素化物を用いた核変換処理に関する研究開発（その２）

(2)Nd-Zr酸化物の硝酸への溶解特性

*樋口 徹¹、平井 睦¹、大内 敦¹、小無 健司²、牟田 浩明³、黒崎 健^3,4 (1. NFD、2. 東北大、3. 阪大、4. 京大)

キーワード：マイナーアクチノイド、核変換、ネオジム、ジルコニウム、溶解特性

長寿命放射性廃棄物の地層処分の負担軽減に向けて、マイナーアクチノイド（MA）-Zr水素化物ターゲットを高速炉ブランケット領域に配置し、核変換の効率化と早期実現を目指した研究を進めている。このために、本研究では、MA-Zr水素化物ターゲットの作製技術開発および特性評価、定常運転時及び事故時におけるMA-Zr水素化物からの水素放出挙動、設計研究による核変換処理方法の成立性と有効性の評価、核燃料システムに適用した場合の評価を進めている。本発表では、核変換後に水素化物ターゲット内に残存するMAを既存の湿式処理工程で回収するための前処理技術を開発する目的で、Nd-Zrを異なる条件で酸化処理し、硝酸への溶解特性を調べた。