2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[1G12-15] 事故解析・試験

2019年9月11日(水) 15:50 〜 16:55 G会場 (共通教育棟 2F C22)

座長:滝脇 賢也(東芝ESS)

15:50 〜 16:05

[1G12] BWRタービン負荷喪失事象における安全解析コードの特異値分解法を用いた低次元化モデルの開発

*松下 柾輝1、遠藤 知弘1、山本 章夫1 (1. 名大)

キーワード:低次元化モデル、特異値分解、統計的安全評価、RELAP5/SCDAPSIM、BWR負荷喪失

本研究では、安全解析コードの解析結果を高速に推定する低次元化モデル(Reduced Order Modeling, ROM)を特異値分解法により開発する。先行研究では、シビアアクシデントに分類されるBWRのSBO・全給水機能喪失事象にROMを適用した。しかしながら、統計的安全評価において、プラントで想定すべき事象は多岐にわたる。従って、開発したROMを他事故シナリオへ適用できることが望ましい。そこで、統計的安全評価で着目される設計基準事故に対して、ROMの拡張性及び妥当性を示すことを目的とする。本発表では、タービンバイパス弁不動作を伴うBWRタービン負荷喪失事象における原子炉出力の時系列データにROMを適用した。統計的安全評価に対するROMの妥当性を確認するために、ROMとRELAP5/SCDAPSIMの最大原子炉出力を比較した。