2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[1G16-19] 過酷事故解析・試験

2019年9月11日(水) 16:55 〜 18:00 G会場 (共通教育棟 2F C22)

座長:中村 勤也(電中研)

17:25 〜 17:40

[1G18] 静的デブリ冷却システムの開発 Phase II

(1)全体概要

*鬼塚 洋一1、山本 泰1、塚田 圭祐1、堀江 英樹1、 西岡 佳朗1、窪谷 悟1、高橋 優也1、田原 美香1、藤井 正2、吉川 拓巳3 (1. 東芝エネルギーシステムズ株式会社、2. 日立GEニュークリア・エナジー株式会社、3. 日本原子力発電株式会社)

キーワード:シビアアクシデント、溶融炉心コンクリート相互作用、デブリ、耐火材

BWRの静的デブリ冷却システムは、圧力容器から流下した溶融炉心を格納容器底部で安定的に保持できる手段を提供する。これにより高温溶融炉心による格納容器バウンダリの破損や、コンクリート浸食による水素発生などを抑制し、シビアアクシデントの事象緩和を行う。溶融炉心-コンクリート相互作用(MCCI)の影響緩和のため、高融点の耐熱材を敷設することは有効である。本講演ではジルコニア耐火材を敷設することにより溶融デブリが落下した場合にも耐火材下のコンクリートの温度は反応温度よりも十分に低く、耐火材の浸食量も小さいことを実証試験により確認した事を報告する。