2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1J01-04] 手法検討開発1

2019年9月11日(水) 10:00 〜 11:00 J会場 (共通教育棟 2F D22)

座長:竹田 敏(阪大)

10:00 〜 10:15

[1J01] 木構造幾何形状表現法のGPUモンテカルロ計算コードへの適用

*大久保 卓哉1 (1. JAEA)

キーワード:モンテカルロ、GPU、木構造幾何形状表現法、OpenCL

モンテカルロ法の幾何形状表現法として、組み合わせ幾何形状が広く用いられている。しかし、その複雑なルーチンをGPU上で実装することは難しい。そのため、組み合わせ幾何形状よりも簡易なアルゴリズムで実行できる方法として木構造幾何形状表現法を採用する。この手法では、直方体や球などの図形の入れ子として体型を表現することで、粒子の追跡中の幾何形状判定を簡単に行える。このアルゴリズムを実際にGPUとCPUで実行し、その性能を確かめた。結果、木構造幾何形状表現法の採用により、GPU上でも効率的に幾何形状判定が行えることを確かめた。