2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1J01-04] 手法検討開発1

2019年9月11日(水) 10:00 〜 11:00 J会場 (共通教育棟 2F D22)

座長:竹田 敏(阪大)

10:15 〜 10:30

[1J02] 次元削減手法を用いた非均質炉心計算用巨視的・微視的断面積テーブルの圧縮

*山本 真人1、遠藤 知弘1、山本 章夫1 (1. 名大)

キーワード:巨視的断面積、微視的断面積、非均質集合体計算、次元削減、非均質炉心計算

空間・エネルギーに対して解像度の高い炉心計算で用いられる断面積テーブルは、データ量が膨大になることからデータの圧縮が望まれる。本研究では、まず一般的なケースマトリックスに対する燃焼計算・ブランチ計算を含む単一集合体計算を実施した。そのときに得られた物質領域単位の多群巨視的・微視的断面積に対し、特異値分解及び低ランク近似を用いた次元削減を適用することで、断面積データの圧縮を試みた。圧縮後の断面積を用いて集合体計算を行い、実効増倍率及び中性子束の計算への次元削減の影響を検証した結果について報告する。