2019年秋の大会

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VI. 核融合工学 » 601-5 核融合中性子工学

[1L06-08] 核融合中性子工学

2019年9月11日(水) 16:10 〜 17:00 L会場 (共通教育棟 2F E22)

座長:小栁津 誠(QST)

16:40 〜 16:55

[1L08] 中性子イメージングプレートのガンマ線影響除去による核融合中性子フルエンスの計測

*荻野 靖之1、小林 真2,3、向井 啓祐4、八木 重郎4、小西 哲之4、西谷 健夫2、小川 国大2,3、磯部 光孝2,3 (1. 京都大学大学院エネルギー科学研究科、2. 核融合科学研究所、3. 総合研究大学院大学、4. 京都大学エネルギー理工学研究所)

キーワード:ブランケット、中性子計測、イメージングプレート、LHD

核融合炉ブランケットの増殖性能評価の観点から中性子の空間分布計測手法を確立することが必要である。本研究では、イメージングプレート(IP)、および中性子イメージングプレート(NIP)を組み合わせた中性子計測手法を検討した。ガンマ線に対して感度のある通常のIPと異なり、NIPはガドリニウムを含むことで中性子に対しても高い感度を有する。しかし、中性子のみを対象として計測するためには主にエックス線、即発ガンマ線の影響を取り除く必要がある。今回提案する手法では、中性子が発生する環境においてIPとNIPの両者での計測を行い、その差分から中性子による影響のみを取り出す方法を、252Cf中性子源およびLHD重水素実験の気送管を用いて検証した。NIPはIPに比べてガドリニウムを含む分放射線の影響を蓄積する蛍光体の量が少ないため、137Csによって校正実験を行い、この結果を適用した。