2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 203-1 加速器・ビーム加速技術

[1M01-06] 加速器技術・計測

2019年9月11日(水) 10:15 〜 11:55 M会場 (共通教育棟 3F A31)

座長:増田 開(QST)

10:15 〜 10:30

[1M01] 固定磁場強集束加速器におけるスキュー磁場を考慮した軌道解析手法に関する研究

*足立 恭介1、池田 伸夫1、有馬 秀彦1、米村 祐次郎1、和賀 雄飛1、森 義治2 (1. 九州大学、2. 京都大学)

キーワード:固定磁場強集束加速器、スキュー磁場

固定磁場強集束加速器(FFA)の初期設計の一つに電磁石配置や磁場勾配などを決定する光学設計がある。FFAは非線形の磁場も含んだ加速器であり、通常のFFAはエネルギーを固定して考えることでシンクロトロンのような線形な集束系に近似できるため、転送行列を用いた軌道解析法が適応できた。しかし、従来の転送行列を用いた軌道解析法はノーマル磁場成分のみを考慮した手法であり、ねじれ磁場であるスキュー磁場成分は考慮されていなかった。本研究では、スキュー磁場成分を考慮したFFAの光学設計にも適応できる転送行列を用いた軌道解析法を提案し、その妥当性について評価を行った。本発表ではその結果を報告する。