2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-1 放射線挙動,遮蔽工学

[1N11-13] 遮蔽標準

2019年9月11日(水) 15:35 〜 16:25 N会場 (共通教育棟 3F A32)

座長:橋本 慎太郎(JAEA)

15:50 〜 16:05

[1N12] 「放射線遮蔽ハンドブック ―応用編―」の刊行

「遮蔽計算の応用技術」研究専門委員会の活動報告

*上蓑 義朋1,2 (1. 清水建設技術研究所、2. 理研仁科センター)

キーワード:放射線遮蔽、ハンドブック、研究専門委員会、応用編

2012年に発足した「遮蔽ハンドブック」研究専門委員会は、2015年3月に「放射線遮蔽ハンドブック ―基礎編―」を刊行し、約600部という学会の刊行物としては異例の部数を販売した。引続き委員会は「―応用編―」の編集に取りかかった。2016年には新たに「遮蔽計算の応用技術」研究専門委員会の発足が認められ、「―応用編―」の2019年度内の刊行を目指して活動している。

「―応用編―」には、Sn法やモンテカルロ法による特殊な計算手法(3章)、原子炉、加速器、ストリーミングなどに関するベンチマーク実験と解析(4章)、PWR、BWR、キャスクなど原子力施設の遮蔽設計例(5章)、医療や核融合、基礎科学のためのRIおよび加速器施設の遮蔽設計例(6章)、放射化(7章)について記述するとともに、付録には減弱距離やTTYなどの数値データ、SIMBADなどに収録されたデータの一覧なども収録している。