2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-1 放射線挙動,遮蔽工学

[1N14-16] 計測法開発

2019年9月11日(水) 16:25 〜 17:15 N会場 (共通教育棟 3F A32)

座長:谷池 晃(神戸大)

16:25 〜 16:40

[1N14] ピンホール型ガンマカメラによるCs-137汚染量の推定

*平山 英夫1,2、林 克己2、岩永 宏平2、近藤 健次郎1,2、鈴木 征四郎2 (1. KEK、2. 規制庁)

キーワード:ガンマカメラ、Cs-137、汚染

ガンマカメラは、汚染の分布状況を把握する上で有用な測定器であるが、汚染量の推定は簡単ではない。ピンホール型ガンマカメラでγ線の全エネルギー吸収ピーク計数率が測定できる場合には、線源からの距離、計数率と解析的に計算できる直接線の情報から汚染量を推定できる可能性がある。福島第1原子力発電所で、周辺線量当量率の測定から推定したCs-137汚染量を使って、ガンマカメラによる全エネルギー吸収ピーク計数率と汚染量の関係を検討した。検討結果及び得られた結果を用いたガンマカメラによる汚染量の推定例を報告する。