2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 403-1 リスク評価技術とリスク活用

[1O14-19] PRA技術2

2019年9月11日(水) 16:25 〜 18:00 O会場 (共通教育棟 3F A34)

座長:張 承賢(東大)

16:55 〜 17:10

[1O16] レベル2PRAの実施に向けたソースターム評価手法の基盤構築

(3)MAAPコードを適用したFPエアロゾル試験の解析

*髙橋 勇紀1、中嶋 結1、中村 真人1、中村 康一2 (1. MRA、2. 電中研)

キーワード:レベル2 PRA、ソースターム評価、FPエアロゾル、MAAPコード

MAAPコードに用いられているエアロゾル挙動モデルに関して、原子力プラントの事故条件への適用性を確認するとともに、その適用範囲を把握するために、単一区画内におけるエアロゾル挙動試験であるABCOVE試験を対象に解析を実施した。FPエアロゾル挙動モデルの特性として主にエアロゾル粒径変化および沈着挙動に着目した評価を行った結果、時間の経過とともに粒子同士の衝突による粒径成長の過程とそれによる重力沈降が促進する過程を、MAAPにより良く模擬できることを確認した。さらに実機プラントを対象にした代表事故シナリオにおける感度解析を実施し、エアロゾル挙動を調べABCOVE試験解析との比較考察を行うことにより、MAAPのエアロゾル挙動モデルの実機適用性を評価する。