2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2B20-23] デブリ処理、使用済燃料処理

2019年9月12日(木) 17:25 〜 18:30 B会場 (共通教育棟 1F C12)

座長:立花 優(長岡技科大)

17:55 〜 18:10

[2B22] 使用済核燃料の鉛ホウ酸ガラスによる直接ガラス固化システムにおける分相を利用した資源回収可能性の検討

*築山 直生1、澤田 佳代1、榎田 洋一1 (1. 名大)

キーワード:鉛ホウ酸ガラス、分相、ガラス固化

使用済核燃料を再処理せず,二酸化ケイ素と鉛ホウ酸ガラスを用いて金属被覆管ごと直接ガラス固化した後に地層処分を行い,将来エネルギー不足が深刻化した際,必要に応じて固化体を再び取り出し,ガラスの分相現象を利用して固化体中の資源回収を行うという新規使用済核燃料処分システムを提案する.本研究では分相による資源回収可能性を示すため,酸化ネオジムを核燃料資源の代替物質とし,これを含む鉛ホウケイ酸ガラスの分相を実証した.また分相によって鉛ホウケイ酸ガラスからの酸化ネオジム回収率の向上を確認した.