2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[2C12-18] 解体・除染技術

2019年9月12日(木) 15:50 〜 17:40 C会場 (共通教育棟 1F C13)

座長:上坂 充(東大)

16:35 〜 16:50

[2C15] ステンレス鋼のレーザー切断における粉じんと貫通光

(2)水ミスト散布による粉じんと貫通光の抑制

*門脇 春彦1、石神 龍哉1、安藤 静治1 (1. 若狭湾エネ研)

キーワード:廃止措置、レーザー切断、粉じん、粒径分布、貫通光

原子炉施設の廃止措置の技術開発のため、出力を2.5kWから10 kWに設定したファイバーレーザーを用いてステンレス鋼の切断試験を実施した。本試験では切断環境中に水ミストを散布し、ミストによる粉じんの吸着と貫通光の強度の減衰を試みた。粉じんについて、ミストがあることで比較的大きい粒子の濃度が減少したことを確認した。また、貫通光の強度も減少することを確認した。貫通光の光軸上に構造物の模擬材を配置した切断試験を行い、ミストを散布し照射条件を調整することで、模擬材が破損しないレーザー切断条件を設定できることを見出した。