10:15 AM - 10:30 AM
[2I04] Improvement of the Model for Evaluating the Corrosive Environment in a Nuclear Power Plant
(4)Evaluation of TiO2 Deposition Distribution on surfaces of structures in a Reactor Pressure Vessel
Keywords:Stress Corrosion Cracking(SCC), Electrochemical Corrosion Potential(ECP), Thermal-Hydraulic, Titanium dioxide(TiO2), Deposition Distribution
沸騰水型原子炉で懸念される応力腐食割れ(SCC)対策として、原子炉内の腐食電位分布の解析評価に取り組んでいる。この解析評価に用いる「炉内腐食環境評価モデル」は、放射線分解を伴う水質評価解析および腐食電位解析を中心として、それらに必要な流動解析・線量率解析など更に複数の解析から構成される。この評価モデルの高度化に際して、東芝のSCC対策技術である酸化チタン注入による、腐食電位低減・SCC予防保全効果を評価するために、酸化チタン付着解析・光強度解析を追加した。ここでは、炉内の酸化チタンの付着量分布を得るために構築した、流動解析(CFD)ソフトウェアを用いた酸化チタン付着解析モデルの概要と、これを用いて1100MWe級BWR-5を対象に評価した結果について発表する。