2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 503-1 原子炉化学,放射線化学,腐食化学,水質管理

[2I10-14] 事故化学、セシウム化学

2019年9月12日(木) 14:45 〜 16:05 I会場 (共通教育棟 2F D21)

座長:矢板 由美(東芝ESS)

15:15 〜 15:30

[2I12] 福島第一原子力発電所での放射性核種の短/長期挙動の評価

(3)事故シナリオ分析に基づく建屋内線量分布に関する現象論的考察(1号機)

*木野 千晶1、唐澤 英年1、内田 俊介1、逢坂 正彦2 (1. エネ総研、2. JAEA)

キーワード:福島第一原子力発電所、シビアアクシデント、廃炉、FP分布、SAMPSON

炉内における放射性核種分布を把握するためには、事故進展時の短期的移行挙動および事故終息後の長期的移行挙動を理解する必要がある。これまで短期的移行挙動は主にSA解析コードを用いて検討されてきたが、事故シナリオや物理モデルの不確かさから、得られた結果の信頼性には未だ疑問の余地が残る。本研究では事故シナリオの観点から、事故直後に測定された建屋内線量分布に関して現象論的に考察する。得られた知見に基づき、各領域における放射性核種の存在量・形態などについて議論する。