[2I10-14] 事故化学、セシウム化学

[2I14] ステンレス鋼に化学吸着したCs化合物の水への溶出挙動に関する研究

*井元 純平¹、西岡 俊一郎¹、中島 邦久¹、鈴木 恵理子¹、逢坂 正彦¹ (1. JAEA)

キーワード：溶出挙動、ソースターム、化学吸着、セシウム、ステンレス鋼

福島第一原子力発電所における水相を介したCsの長期的なソースタームの一つとして、圧力容器構造材に化学吸着したCsからの溶出挙動の考慮が必要である。そこで、ステンレス鋼に化学吸着させたCsの室温における水への最長50日間の溶出試験を実施した。その結果、数日間で大部分のCsが溶出し、その後溶出速度は大きく低下するものの、50日後においても微量のCsの溶出が継続することが分かった。