2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[2K01-04] Na高速炉耐震・免震

2019年9月12日(木) 14:45 〜 15:45 K会場 (共通教育棟 2F E21)

座長:奈良林 直(東工大)

15:00 〜 15:15

[2K02] 高速炉炉心の耐震性評価技術開発

(2)313体群体系加振試験解析

*岩崎 晃久1、松原 慎一郎1、山本 智彦2、原田 英典3 (1. MHI、2. JAEA、3. MFBR)

キーワード:FBR、3次元、炉心耐震、群振動

高速炉炉心は、下部支持板に自立した数百の炉心構成要素で構成されているが、熱伸び等の影響を回避するため、鉛直方向変位を拘束するための支持を持っていない。地震動を受けた場合には、鉛直方向の地震荷重による炉心構成要素の跳び上がりや、水平方向の地震荷重による隣接する炉心構成要素との衝突、流体を介した相互連成などを含む複雑な群振動挙動を示す。これを評価するための3次元炉心群振動解析コード(REVIAN-3D)を構築している。ここで、日本国内の高速炉炉心は、コアフォーマ(炉心槽)にて最外周部の炉心構成要素の水平方向の変位を制限しているが、海外炉においてはコアフォーマがなく、境界条件が異なるために、その振動挙動も異なるものとなる。本項では、コアフォーマ有・無の多数体試験を対象とした解析を実施し、振動挙動(水平変位・衝突荷重)が解析評価可能であることを確認した。