[2L10-15] 固体／液体増殖材

[2L10] 固体トリチウム増殖材セラミックス微小球の静電造粒焼成法

セラミックス粉末の乾式造粒条件の検討

*名取 ゆり¹、池本 憲弘¹、米原 和男¹、蓼沼 克嘉¹ (1. 株式会社　化研)

キーワード：造粒、固体トリチウム増殖材セラミックス、静電、リチウム含有セラミックス、凝集、焼成、TBM、国際核融合炉実験炉

セラミックなどにおける粉末の造粒は、工業規模で広く必要とされ 社会的ニーズが高い。
核融合炉TBMに装荷されるトリチウム増殖材微小球の製作は、通常、粉末調整、造粒、焼成の段階を踏む。一般的に、造粒工程は、粒子間の凝集、付着、流動、分散等を調整するための複数の添加剤の最適化など煩雑な作業を伴う。
本研究は、粉末の粒子間に作用する帯電特性を利用した造粒を可能としたものである。本法は、添加剤を必要としない完全乾式法のため、水や有機溶媒に対し反応性や溶解性が高いセラミックス粉末に有用であり、効率性と量産性に優れた球体形成を実現した。