2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2N09-11] ガンマカメラ2

2019年9月12日(木) 14:45 〜 15:35 N会場 (共通教育棟 3F A32)

座長:富田 英生(名大)

15:00 〜 15:15

[2N10] Compton-PETハイブリッドカメラを用いた多核種イメージング

*上ノ町 水紀1、Wei Seng Foong1、島添 健次1、高橋 浩之1、高橋 美和子2、鎌田 圭3、織田 忠1 (1. 東大、2. 放医研、3. 東北大)

キーワード:SPECT、PET、コンプトンイメージング、多核種イメージング

PETやSPECTといった核医学法はこれまで病気の診断や治療に用いられてきた。PETは悪性腫瘍の診断や早期発見に用いられる一方、SPECTは分子レベルでの診断に有効な手法である。PETとSPECT核種の同時撮像は患者の負担の軽減、また精度の高い診断を可能にすることができるが、ガンマ線の検出原理の違いなどからこれらの同時撮像は現状困難である。そこで我々はコンプトンカメラを用いたSPECT核種とPET核種の同時撮像を可能にするCompton-PETハイブリッドカメラを開発してきた。本研究では、開発したGAGG-SiPM Compton-PETハイブリッドカメラを用いてSPECT核種である111InとPET核種である18F-FDGの同時撮像検証を行った。発表ではその結果について報告する。