2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[3C01-04] 解析、シナリオ評価、システム開発3

2019年9月13日(金) 09:30 〜 10:35 C会場 (共通教育棟 1F C13)

座長:伊藤 主税(JAEA)

10:00 〜 10:15

[3C03] 廃止措置終了確認のための被ばく線量評価方法の開発

(1)被ばく評価のための汚染分布評価方法の開発

*島田 太郎1、鍋倉 修英2、三輪 一爾1、武田 聖司1 (1. JAEA、2. V.I.C.)

キーワード:廃止措置終了確認、汚染分布、クリギング、外生ドリフト

原子力施設の廃止措置終了時には、敷地内の汚染状況を把握しつつ、解放後の跡地利用等による公衆の被ばく線量が基準線量以下であることを確認する必要がある。そこで、JAEAでは汚染調査から放射能分布を評価した結果に基づき被ばく線量評価を行う一連の方法論の開発を進めている。本報では、敷地内全域の線量率測定など汚染に対する事前サーベイで得られる線量率分布の結果と試料採取測定により得られる限定的な点数の放射能濃度データから、表層土壌における放射能汚染分布を地球統計学的手法により推定する方法について検討した。その結果、事前サーベイによる結果を利用しないで推定する通常クリギングと比べて、外生ドリフトクリギングによる表層汚染分布の推定精度が大きく向上することが示された。