[3D10-15] 放射線測定・線量評価2

[3D10] 車両積載物の放射能測定技術（TRUCKSCAN）の現場への適用

*鈴木 敦雄¹、納多 勝²、高田 尚哉²、山崎 啓三²、三輪 徹² (1. ミリオンテクノロジーズ・キャンベラ、2. 大林組)

キーワード：放射性セシウム測定、除去土壌、in-situ測定、NaI検出器

ミリオンテクノロジーズ・キャンベラと大林組は、共同で除染に伴う大量の除去土壌を効率的に測定するTRUCKSCANを開発した。TRUCKSCANは、コリメータ付の3×3インチ温度補償型NaI検出器8個からなっている。8つの検出器で検出したスペクトルを、ISOCS効率校正ソフトウェアとマックスエントロピー理論、ラグランジュ未定係数法を用いて、複数のフレキシブルコンテナ1袋1袋の放射性物質濃度を算出する。今回は、現場への適用として、白河地域、南相馬地域における仮置き場で測定を行い、Ge検出器や既存のサーベイメータ法との比較試験を実施したのでその内容を報告する。