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[3H07] 炉材料の微細組織と強度に対する過酷事故時の熱影響について
(1)格納容器鋼の微細組織及び強度変化の検討
キーワード:福島第一原子力発電所、廃炉措置、格納容器鋼の強度、温度履歴の効果、破壊靭性、微細組織
過酷事故により原子炉機器は損傷を受けたと考えられる。また溶融燃料により加熱された材料は、注水により様々な速度で冷却されたであろう。本研究では原子炉格納容器鋼の微細構造及び強度に対する加熱/冷却条件の影響を検討している。700℃程度の温度での時効材では破壊靭性値を増加したが、降伏応力が30〜40%減少した。急冷材では、冷却速度に従って破壊靭性値が減少した。また、デルタフェライト領域への加熱により硬さが増加した。微細組織の詳細について報告する。