2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[3M01-04] 核分裂1

2019年9月13日(金) 09:45 〜 10:50 M会場 (共通教育棟 3F A31)

座長:片渕 竜也(東工大)

09:45 〜 10:00

[3M01] 4He+254Es反応で生成される258Mdの核分裂特性の測定

*西尾 勝久1、廣瀬 健太郎1、牧井 宏之1、Riccardo Orlandi1、塚田 和明1、浅井 雅人1、豊島 厚史1、Kunratha Kean1,2、奥林 瑞貴3、Krzysztof Rykaczewski4 (1. JAEA、2. 東工大、3. 近大、4. オークリッジ研)

キーワード:254Es、258Md、核分裂、タンデム加速器、核分裂片質量数分布、全運動エネルギー

2017年、原子力機構は、米国ORNLから254Esを0.5 μg入手、JAEAタンデム加速器からのイオンビーム照射による核物理研を開始した。254Esは、ORNLのHigh Flux Isotope Reactorで生成された。アインスタイニウムの抽出は、ORNLでも2004年以来のことであり、現在254Esを照射できるのは世界的に見てもJAEAタンデム施設だけである。2017-2018年にかけて遂行した実験のうち、本発表では4He+254Esで生成される258Mdの核分裂特性について報告する。