[3M05-08] 核分裂2

[3M08] 微視的平均場模型によるU-236の分裂経路の研究

*藤尾 和樹¹、江幡 修一郎¹、千葉 敏¹ (1. 東工大)

キーワード：核データ、核分裂、平均場模型、有効相互作用、ポテンシャルエネルギー面

核分裂反応を微視的理論で記述する為には適切な有効相互作用を採用しなければならない。相互作用に依存して原子核構造は大きく変化する為、分裂までの経路もまた変化する事が予想される。そこで、U-236の分裂反応を対象に経路の相互作用依存性を調べる。方法には拘束条件付き平均場模型(Constrained Hartree-Fock+BCS)を採用し、相互作用には原子核構造と核物質の性質を矛盾なく記述するSkyrme相互作用を用いる。有効相互作用を変化させ、ポテンシャルエネルギー面を計算し反応経路の変化を調べた結果を報告する。