2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-4 量子線の医学利用

[3N06-08] 医療応用2

2019年9月13日(金) 11:05 〜 11:55 N会場 (共通教育棟 3F A32)

座長:日野 正裕(京大)

11:05 〜 11:20

[3N06] マイクロカロリーメータ分析SEMによる細胞試料ホウ素マッピング技術の開発(1)

ホウ素特性X線ピークの同定

*前畑 京介1、中村 吏一朗1、平野 健太郎1、安田 和弘1、福永 裕美1、工藤 昌輝1、田中 浩基2 (1. 九州大学、2. 京大複合研)

キーワード:ホウ素中性子捕獲療法、マイクロカロリーメータ、エネルギー分散型スペクトル計測、元素分布マッピング

BNCTの高度化には、細胞内におけるホウ素10同位体分布の正確な測定法を確立する必要がある。我々は、マイクロカロリーメータ分析SEMによる特性X線ピークの明確な同定と数10 nmの空間分解能での微細組織観察とを組み合わせた細胞試料ホウ素マッピング技術を開発している。本研究ではマイクロカロリーメータEDSにより183 keVのホウ素 Kα X線ピークを半値全幅 30 eVのエネルギー分解能で同定した。