2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-4 量子線の医学利用

[3N06-08] 医療応用2

2019年9月13日(金) 11:05 〜 11:55 N会場 (共通教育棟 3F A32)

座長:日野 正裕(京大)

11:20 〜 11:35

[3N07] transXend検出器を用いたエネルギー分解CT撮影における低被ばく化法の検討

*神野 郁夫1、山下 良樹2 (1. 京大・工、2. 府大高専)

キーワード:エネルギー分解CT、X線、電流測定、アンフォールディング、被ばく線量

X線を電流として測定する要素検出器からなる検出器システム,transXend検出器を用いて,エネルギー分解X線CT測定法の開発を行っている. transXend検出器を2次元化するため,2種のリボン状吸収体を格子状,帯状に配置する手法を報告した.しかしこれらの手法ではtransXend検出器としての画素が大きくなる.これを解決するため,X線管出口に複数の吸収体を配置する方法を考案した.この方法では画素サイズは用いる2次元検出器の画素サイズであるが,吸収体の種類の数だけ被検体を照射する必要があり,被ばく量が増大する欠点がある.本発表では,吸収体を交換しつつ,測定する被検体の角度を変化させることで,低被ばく化を実現する方法を報告する.