2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-4 量子線の医学利用

[3N06-08] 医療応用2

2019年9月13日(金) 11:05 〜 11:55 N会場 (共通教育棟 3F A32)

座長:日野 正裕(京大)

11:35 〜 11:50

[3N08] 電子線形加速器を利用したAc-225製造量の検討

*田所 孝広1、上野 雄一郎1、可児 祐子1 (1. 日立)

キーワード:アルファ線内用療法、医療用放射性核種、ラジウム226、アクチニウム225、電子線形加速器

α線を放出する放射性核種を用いたガン治療(TAT:Target Alpha Therapy)に関する研究開発が世界中で進められつつある。TAT用核種として有望なAc-225は、現状、Th-229からの崩壊により製造されているが、製造量が少なく、加速器による製造が望まれている。そこで、我々は、小型高製造効率化が期待される電子線形加速器を用いることとし、Ra-226を原料に、モンテカルロ輸送計算コードPHITS により導出した制動放射線分布と、理論反応断面積を用いてAc-225の製造量を評価したのでその結果を報告する。