10:50 〜 11:05
[3O05] ケーブル絶縁材の健全性診断技術開発(3)
キーワード:非破壊検査、ケーブル、絶縁材、AE、打音検査
原子力発電所で使用されるケーブルの多くは電気絶縁性の高い高分子が利用されているが、高分子は熱や放射線に
より次第に絶縁性能が低下する。
ケーブル絶縁材の健全性診断を目的として、電子線照射されたケーブル試験体にAE(Acoustic Emission)センサを
用いた打音検査(以下、「AE打音検査」という。)の適用性を実験と理論から検討している。
ケーブル試験体(絶縁材、シース:ビニル/絶縁材、シース:シリコンゴム、長さ300mm)に最大2000kGyまで電子線照射
し、AE打音検査することでケーブル試験体の周波数スペクトルを得た。
また、照射後の絶縁材に対し引張試験をした結果から得られた絶縁材のヤング率とピーク周波数の関係は、物性値と曲げ振動理論式から得られる近似式と良い相関を示した。
このことから、AE打音検査によるケーブル絶縁材の劣化検出が可能である見込みを得た。
より次第に絶縁性能が低下する。
ケーブル絶縁材の健全性診断を目的として、電子線照射されたケーブル試験体にAE(Acoustic Emission)センサを
用いた打音検査(以下、「AE打音検査」という。)の適用性を実験と理論から検討している。
ケーブル試験体(絶縁材、シース:ビニル/絶縁材、シース:シリコンゴム、長さ300mm)に最大2000kGyまで電子線照射
し、AE打音検査することでケーブル試験体の周波数スペクトルを得た。
また、照射後の絶縁材に対し引張試験をした結果から得られた絶縁材のヤング率とピーク周波数の関係は、物性値と曲げ振動理論式から得られる近似式と良い相関を示した。
このことから、AE打音検査によるケーブル絶縁材の劣化検出が可能である見込みを得た。