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[3O07] デジタル打音検査技術の高度情報化 2
キーワード:デジタル打音検査、AI、高度情報化、保全最適化、コンクリート
原子力発電所の高経年化が進み、各種設備の健全性を簡便に診断する技術が望まれる。また、地震直後においても各種設備の健全性確認が重要となる。情報通信技術の発展に伴い各種センサーシステム、シミュレーション、AIが発展を遂げており、従来から簡便な設備点検技術として広く普及している打音検査をこれらの先進技術と統合することでデジタル化・情報化し、広く事例データベースを整備することにより、点検員の技量・経験に依存せず定量的・客観的な判断に資する技術として確立することは非常に有益と考えられる。
前報では原子力発電所で設備の固定に多く用いられているあと施工アンカーに対し、デジタル打音検査システムから得られた定量的なデータ群を保全計画に最適に反映するための多次元可視化ツールを用いた高度情報化アプローチについて報告した。本報ではコンクリート構造物に対するデジタル打音検査とAI、シミュレーションの統合的活用により、コンクリート内部を診断するアプローチについて報告する。
前報では原子力発電所で設備の固定に多く用いられているあと施工アンカーに対し、デジタル打音検査システムから得られた定量的なデータ群を保全計画に最適に反映するための多次元可視化ツールを用いた高度情報化アプローチについて報告した。本報ではコンクリート構造物に対するデジタル打音検査とAI、シミュレーションの統合的活用により、コンクリート内部を診断するアプローチについて報告する。