2019年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-1 基礎物性

[3M12-14] 高速炉燃料製造

2019年3月22日(金) 15:20 〜 16:10 M会場 (共通教育棟2号館 3F 37番)

座長:森本 恭一(JAEA)

15:50 〜 16:05

[3M14] 早期実用化を目指したMA-Zr水素化物を用いた核変換処理に関する研究開発

水素化に適した(Ln,Zr)合金の作製

*大内 敦1、平井 睦1、水迫 文樹1、小無 健司2、牟田 浩明3、黒崎 健3 (1. 日本核燃料開発株式会社、2. 東北大学、3. 大阪大学)

キーワード:マイナーアクチノイド、核変換、希土類、ジルコニウム、水素化

長寿命放射性廃棄物の地層処分の負担軽減に向けて進められている、マイナーアクチノイド(MA)-Zr水素化物ターゲットを高速炉ブランケット領域に配置する研究の中で、MA-Zr水素化物ターゲットの開発を進めている。これまでに、アトライターにより作製したLn-Zr混合粉末をホットプレスすることにより、均一な組成で高密度なペレットが得られることを報告し、また蒸気圧の高いAmへ適応できる見通しを得たことを報告した。水素化に関しては、アーク溶解などの高温溶融工程により得られた試料についての報告はあるが、ホットプレス等により得られた試料についての報告はない。本報告では、これらLn-Zr合金を水素化することにより、健全な水素化物が得られることを示す。