2020年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1A01-03] 放射線影響

2020年9月16日(水) 10:00 〜 11:00 A会場 (Zoomルーム1)

座長:吉田 浩子(東北大)

10:30 〜 10:45

[1A03] 放射線100mSv被曝の示すこと

*川合 將義1 (1. KEK)

キーワード:放射線被ばく、100mSv、がん死亡率、ICRP、DNA損傷、DNA修復、原発事故、確率的影響

放射線被ばくを伴う事故での住民の避難指示は、年間追加被曝20 – 100mSvの範囲で選ぶようにICRPは勧告しているが、その上限の100 mSvを以下のように3通りに整理できた。
(1)100 mSvは、低線量被ばくの上限とされ、その被ばく量で確定的影響はないとされる。 (2) 確率的影響についてのICRPによれば、100 mSv当たりのがん死亡率は0.5%と評価されている。 (3) 100 mSv/年の長期被ばくでも、DNA修復を含むがん抑制機能を考慮するとがん死亡率は、高々0.025%と評価される。これは、交通事故死に比べて10分の1のリスクを与える。