[1C05-09] 腐食

[1C08] 中性子照射を受けるBWR炉内構造物の材料特性変化と破壊モードに関する検討

*林 貴広¹、田中 重彰¹、小川 琢矢¹、板谷 雅雄¹、齋藤 利之¹ (1. 東芝エネルギーシステムズ)

キーワード：炉内構造物、照射誘起応力腐食割れ、中性子照射、オーステナイト系ステンレス鋼、破壊評価、線形破壊力学、弾塑性破壊力学、構造健全性

プラント高経年化技術評価(PLM評価)では、機器、構造物に想定される劣化事象に対して健全性評価が求められる。BWR炉内のオーステナイト系ステンレス鋼製構造物に対する照射誘起応力腐食割れ（IASCC）の評価では、その破壊評価において中性子照射による延性低下を考慮し、保守的に線形破壊力学に基づく評価法が定められている。

本検討では、中性子照射量の増大と共に変化する照射オーステナイト系ステンレス鋼の材料特性を用いて、炉心シュラウドのIASCCによる亀裂を対象に破壊評価線図による破壊モードの評価を行い、弾塑性破壊力学に基づく評価法の適用性を検討した。